P2P(Peer-to-Peer)とブロックチェーン
ブロックチェーンのネットワークにはP2P(Peer to Peer)と呼ばれる方式が用いられています。
P2P(Peer-to-Peer)とは、スマホなどの不特定多数の端末が、端末同士で直接データを共有することができる通信方式/技術/モデル/ソフトウェアのことです。
※ちなみにピア(Peer)は「対等の者」の意味であり、対等であるPeer(個人)から Peer(個人)へデータの送受信を行います。
ビットコインをはじめ、多くのブロックチェーンでは、ゼロダウンタイムを実現する為に、P2P方式のネットワークを利用しています。
ゼロダウンタイムの実現とは
ビットコインはじめ仮想通貨は、24時間、365日取引可能です。
これは、システムやネットワークサービスが稼働停止(ダウンタイム)時間ゼロを実現しているためです。
何故、ゼロダウンタイムを実現できるのか?
取引履歴(台帳)をブロックチェーンに参加している各端末(Peer)が対等に共有されており、その内の一部端末(Peer)と通信できなくなっても。他の端末(Peer)と通信することで、取引処理が継続可能なためです。
非中央集権的な構造により、データが分散管理されます。
(対照的に、クライアントサーバは中央であるサーバでデータ管理されます。)
データ分散管理のメリット
過去からのすべての情報が台帳に分散管理され対等に参照となることで、取引の信頼性が増し、セキュリティが確保され、各端末(Peer)に掛かる負荷も分散されます。
分散されたデータの管理方法
データを分散管理しているため、各端末(Peer)が所有しているデータが正しいものかを証明し、担保する仕組みが必要です。
取引履歴(台帳)データに新たな取引データ(ブロック)を追加する際、「誰が作るか?」「作られたブロックが正しいか?」について合意形成する必要があります。
この合意形成方法のことをコンセンサスアルゴリズムといいます。