【ETH】Ethereum(イーサリアム)のガス代とは？

ガス代とは、イーサリアムブロックチェーン上での取引で発生する手数料のことを指します。

イーサリアムのブロックチェーン上で、取引の実行、トランザクションの承認や記録などには、この手数料が必要です。

ガス代の確認方法

Gas Stationというサイトを利用することで、トランザクション処理の混雑状況に応じたガス代の目安を確認することができます。

Fast、Standard、Slowという3つの項目があり、それぞれ取引の処理速度に対応しています。

Fastは早い処理を求める場合、Standardは標準的な速度、Slowは遅くても問題ない場合を意味します。

ガス代の計算方法

ガス代は、以下の計算式によって求められます。

ガスリミットの決定方法

ガスリミットは、トランザクションで使用するガスの最大量で決まります。

ガスの最大量はトランザクションで使用するリソースの量によって決定され、イーサリアム上でトランザクションを実行する場合、トランザクションに必要なリソース量は以下のように決まります。

• データのサイズ
• ストレージへの書き込み回数
• スマートコントラクトの呼び出し回数
• 処理に要する計算量

これらの要素に基づいて、トランザクションの最大ガス量を決定することができます。

ガスプライスの決定方法

一般的に、需要が高く、取引の処理負荷が増大すると、ガスプライスは上昇します。

逆に需要が低い場合は、ガスプライスも下がる傾向があります。

ガスプライスは、取引の処理負荷に応じて市場によって自由に設定されます。

イーサリアムネットワーク内のトランザクションは、マイナーが処理を実施し、ETHを報酬として受け取ります。

そのため、マイナーにトランザクションを優先的に処理してもらえるよう、高いガスプライスを設定することができます。

ガス代が必要な理由

ガスは停止性問題（無限ループ）を解消するために導入された仕組みです。
、
ガス代が不足した場合に、プログラムが強制的に停止する仕組みとなっているため、無限ループを回避させることが可能となっています。